読しるべは、「読み終えること」よりも「読み続けること」を支援するiOS向け読書アプリです。
調子が悪いと、前に読んだ内容を思い出せない。読みかけの本が増えて、それだけで気が重くなる。
読しるべは、そんな読書のつまずきを「あなたのせい」にしません。記憶や集中の負担をそっと肩代わりして、いつでも本へ戻ってこられる場所であり続けます。
うつ病・ADHDの当事者である開発者が、自分自身が読書を続けるためにつくりました。
📚 読しるべ 1.0
🍎 App Store 近日公開予定
現在、Apple の審査をお待ちいただいています。
公開され次第こちらでお知らせします。
背景
本を読む意欲はあるのに、途中で内容を忘れてしまう。前回どこまで読んだか思い出せず、そのまま本から離れてしまう。そうした読書のつまずきを、記録・振り返り・AIによる補助でやわらげることを目指して開発しました。
読書アプリの多くは、読了数やレビュー、蔵書管理に重点を置いています。一方で、実際の読書体験では「読みかけの本に戻る」こと自体が大きな負担になることがあります。
読しるべでは、読書を成果として管理するのではなく、途中で止まってもまた戻ってこられる状態を作ることを重視しました。
主な機能
- 本の登録・管理
- 読書記録の保存
- メモ・感想の記録
- 前回の読書内容を思い出すための振り返り
- AIによる要約・再開補助
- 登場人物メモ
- 読書状況を把握する平台ビュー
- トロフィーによる継続の可視化
- iCloud同期
- Pro機能・サブスクリプション対応
設計で意識したこと
読しるべでは、「ちゃんと読まなければならない」という圧を減らすことを大切にしました。
そのため、UIは読書量を競わせるような見せ方ではなく、静かで落ち着いたトーンにしています。記録も義務ではなく、次に本へ戻るための小さな手がかりとして扱います。
また、AI機能は前面に出しすぎず、利用者が本の内容を思い出したいときに補助する存在として設計しました。AIが読書体験を置き換えるのではなく、読書を再開するための足場になることを狙っています。
実装面での取り組み
iOSアプリ側では、SwiftDataを中心に読書記録・メモ・書籍情報を管理しています。Proユーザー向けにはiCloud同期を用意し、複数端末でも継続して読書記録を扱えるようにしました。
書籍検索では、Google Books APIとサーバー経由の楽天Books APIを組み合わせています。APIキーをiOSアプリ内に直接持たせないため、一部の検索補完はサーバー側プロキシを経由する構成にしています。
AI機能は外部APIサーバーを経由して提供し、アプリ側では通信状態・タイムアウト・利用制限・Pro状態などを考慮したエラーハンドリングを行っています。
制作を通じて得たこと
このプロジェクトでは、単に機能を増やすのではなく、利用者がどのタイミングで負担を感じるのかを考えながら設計することを重視しました。
特に、読書の継続支援というテーマでは、便利さだけでなく、罪悪感を生まない言葉づかいや画面構成が重要になります。機能設計、UI、課金、同期、AI補助を一つの体験としてまとめる難しさと面白さがありました。
今後の展望
今後は、読書再開時の体験をさらに磨き込み、より自然に「前回の続き」に戻れる仕組みを強化していきたいと考えています。
また、オンボーディングやビジュアル表現、読書メモの活用方法も改善し、読書を続けるための安心感をより高めていく予定です。
開発者について
はじめまして、宮川 剛です。
「読しらべ」は、私が一人で開発している読書支援アプリです。
20年以上SE・PMとしてシステム開発に携わり、現在はAIを活用したソフトウェア開発にも取り組んでいます。要件定義から設計、実装、運用までを一人で行いながら、このアプリも日々改善しています。
読書は競争ではありません。
読しらべは、あなた自身のペースで読書を続けるための「道しるべ」として生まれました。
ご意見やご要望がありましたら、お気軽にお知らせください。